とある女子のロンボク730日滞在記✴︎

青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

なんてことないけど、キレイな言葉以外で感謝の気持ちをと思って。

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前回の記事は(幸せだけどこれでいいんだろうか・・・)。






青年海外協力隊として、世間からある程度注目されているということを踏まえても。




キレイな言葉だけを並べ、730日を終えることはできないと考え、ネガティブな記事ながら公開しました。











自分が思っている以上に、記事は世界を渡って。

多くの方から励ましやアドバイス、コメントをいただきました。






 





仕事で後味悪い日だったけど、投稿のおかげで、みずがいてくれてるから、私は元気もらえたよ
≪人生生きているだけで価値がある≫
≪誰のために頑張るのか≫
≪自分ができることは他にあるって、そっちに専念しようと思う≫
≪ロンボクとの時差は14時間だよ♡≫
≪その答えは5、10年後に振り返って、あーそういうことかって絶対つながるから!≫
≪早く帰ってきたら単純にうれしいぞ♡≫
≪配属先に結果を求めなくてもいいんじゃないか≫
壁にぶち当たって当たり前でしょ!で、リタイアせずに現地で成長するんだから!
≪他はちゃんと見てる!≫
≪みずが行かなかったら、ロンボクという地名さえ知らなかった人がたくさんいると思う≫
≪自分の活動を、次の誰かに繋げる≫
必要としてる人は今は見えないだけで、いると私は思うし、そう信じたい。
I'm always by ur side and beside you!

私以外に、共感していただける方が多かったので一部、転載させていただきました。







しばらくの間、いただいたすべての言葉を頭の中で反復し、自分の中で噛み砕いて咀嚼をしていました。 





その後私は何か胸に抱えたまま、ロンボク島にあるリンジャニ山へトレッキングをしておりました。






雲の上で過ごす3日間。





180度見渡す限りの星。願いごとが足りなくなるくらいの流れ星。






真っ暗闇の中、山の上から見たロンボクは、わずかな街の明かりがともっていて。


こんな小さな島でも、生きてるんだって思った。







夢のような3日間だった。









帰りがけに見た夕陽は、今まで見た中で一番キレイだった。












この地が好きなんだ。ロンボクという島が、やっぱり好き





カウントダウンしていく日々。止められない日々。






そう思ったら、やっぱりもうちょっと頑張れそうだなって思った。











すべてが晴れたわけじゃない。

配属先は変わらないのだから。





そしたら自分が変わるだけのハナシ。








そうやって、世界中の仲間から励まされながら、ここに書く事に及ばず、私はこの地で壁を乗り越えていくんだと思います。







簡単じゃないのはわかっているけどね。そんなのは、応募した時から分かってた。









『問題が山積みだから海外協力隊』。ほんとにその通り。




何を勝手に期待して、うまく行くもんだと思っていたんだろう。
















みなさんに、読んでくれたすべての人に「本当にありがとうございます」と言いたい。







でも、そんな一言だけじゃやっぱり感謝の気持ちは足りない。足りなさすぎる。





一つ一つの想いを、自分の中に吸収して、それが返せるのはこれからのハナシ。















ケニアに赴任中の私の大切な同期のブログ。私はロンボクでボロボロ涙を流しながら目を通した。

【”人の心を掴む記事”を読んで】




”かけがえの無い時間を過ごしてるからこそ、
こういう事を考えるのかもしれない”







そうなんだろうな。





頑張れ。自分。君は一人じゃないぞ。











 Special サンクス

電話をくれた氏。
大親友
インドネシア同期・先輩隊員
バリで会ったマレーシア隊員
ケニア 同期
ブルキナ まさ
前職 同期
ザンビア 班長
グアテマラ なっちゃん
マラウイ 妹
家族
ラオス 会いに来てくれる予定のあなた
スネ夫
のゆさん
みゆき
凛君
みゆ
モンゴル 同期
ベトナム 同期
ガーナ 同期
みどりさん
前職の方たち
ヨルダン 同期
エクアドル さお
せいちゃん
マラウイ お姉ちゃん 
marusanriseさん
匿名さん
よしぼーさん





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【幸せだけど、これでいいんだろうか】任期短縮というコトを考えてみる。

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焼けたと思ったけど、まだ全然白いみたい。



もう自分が何か月この国にいて、あとどのくらい残っているのか。わかんないや。






計算すれば出てくるし、ブログにはちゃっかり日本帰国までのカウンターなんかつけちゃったもんだから。



その【463日】あるって事実はわかってるんだけどね。






イ「ロンボクにどれくらい住んでるの?」

み「1年未満かな~」

イ「あとどのくらいここにいるの?」

み「あと1年以上あるよ~」






そんな感じ。







決して落ち込んでいるわけじゃない。てことを先に。

当たり前の脳みそで、いつも通りの感じで。







5月に書いた記事。【リゾート開発よりも、おじさんを応援したい】
この時も私は悩んでいて、それでも頑張りたくて、頑張っていたくて、この記事をかいた。





それから3か月経過するけれど。ここに来て、今まで考えたコトがなかった【任期短縮】が、初めて頭をかすめるようになった。





隊員の中で【ニンタン】と呼ばれているソレ、は、2年間の派遣期間を短縮する制度。そんなに簡単にできる物でもないし、ニンタンの多くは、派遣国の治安が悪くなったりとか、健康上で何か問題があった時とか。








ニンタン。








もうかれこれ、1年弱私はこの配属先にいる。


そして、それなりに楽しくやっている。





リラックスした職場には、毎日送り迎えをしてくれる同僚たちがいて




「ちょっと旅行行ってくる!」というと、空港から家の送迎をわざわざ買って出てくれる友達もいる。




同僚たちは、私を笑わせようとジョークを連発し、ありがたいことに?彼氏すら探してくれる。




よく家に連れて行ってくれて、ご飯を一緒に食べたり、家族やいとこに紹介してくれたり。




彼らと過ごしている日々。貴重で、終わってほしくないと今から思っていて。言葉を超えて笑いあえることに、毎日「奇跡みたいな日々だなー」なんて嬉しくて。






けれど。









けれど、やっぱり私はこの配属先に、「必要とされていない」みたい。






様子を見てきた。
そして自分のやりたいことだけが膨らんでいった。



それを配属先に相談しても、なんでかもうダメなんだ。






こういうコトをしていきたい。こういう意図があって、こういう結果が見込める。



と5月末のプレゼンを通じて、配属先の人達は「素晴らしいプレゼンだった」と言った。






それでも書類文化のここで、配属先からのドキュメントを待っているけれど。もう1か月以上音沙汰なし。



上司を通さず、パソコンができる同僚に頼んでも。

「あ、みずの書類作るの忘れてた!明日ね」と、それも1か月。その彼は今、ブルガでおしゃべりをしている。











赴任当時にかなりのストレス要因だった【仕事をしない】ことに対して、もう憤りは感じない。



「どうしたらできるようになるんだろう」

「なんでそうなるんだろう」



そうやって、一人で考えるのが、もうアホらしくなってしまった。




そのうち私は「できない理由」だけを述べて、頑張る事をしなくなるんじゃないだろうか。





信頼関係を構築しよう、って


時にはさぼって、同僚たちとコーヒーを飲んだ日々。




何か一緒になってできることはないだろうかと、雑用と言われることも一生懸命やろう!と決めて


片付けや、本棚の整理、イスラムの習慣で米を小分けにする作業をやってみた。






作業中変な歩き方をして、「ダイエットしてるのよ」と

ちょっとおちゃらけてみせるけど。


ちょっと笑ってみせるけど。






笑ってる自分をよそに、心のどっかが、溜息をついている。





いても、いなくても別にどっちでもいい。そんな職場で


ボランティアだとか、協力だとか、持続可能な、とかそんなおこがましい事。むしろこっちが頑張っちゃってごめんなさい、的な。感じなんです。






誰のために考えてるんだろう。
この島の人達が求めていない、今の状況が幸せなのに、なぜ一人で頑張ってるんだろう。

私がいる意味はどこにあるんだろう。







今私が活動していることは、一人でできて、ショットで終わってしまって


配属先がいなくても、家にこもっていればできること。




日本からでも、きっとできること。







ニンタン。





たのしくて、しあわせで、ここに来れたことに心から感謝しているけれど。





この、なんでもない日々が、同僚たちと笑いあえている貴重な毎日がずーっと続くのかなと思うと、不安でさみしくて、つらくて、しんどい。







複雑。





いつも長文でごめんなさい。 気が向いたらクリックお願いします。
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【ガイドブックに載っていない神様の国へ】占い師さんからのお告げ。

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断食があけた16日~21日まで休暇となり、私は隣島であるバリ島に(´・ω・`)






神様の国と言われているバリ島

私の家からバリ島の山を見ることができるし、飛行機で25分というとても近い島。
(海岸からいつも、泳いでいけるんじゃないか?と思ってる)




にも関わらず、宗教が異なるという点でまったくもって違う国。








同じインドネシアで言葉が通じるというだけあって、ガイドブックには載っていないような場所や人にも会えたし、



訓練所の時に、同じクラスだった同期と2人で



ずーっと、本当にずーーーーーっと話をしてた。2日目はホテルのテラスで6時間話してた。

今回泊まったコテージが本当に素敵だった。$50/泊
Lihat sawah2

テラスからの眺め




【バリで驚いたこと】


①アザーンが聞こえないね~Σ(・ω・ノ)ノ
②モスクがないね~
③お酒の看板があるよ!
④どこに行っても、堂々とお酒が飲めるよ!
⑤見られない!歩いていても、じろじろみられない!!!
⑥パンがおいしい
⑦豚肉がふつうにある。




バリ最終日に私は、無意識にスカートの下にレギンスをはいてました。

相方に突っ込まれたけど、(肌の露出を控えるという面で)「イスラム教仕様になってるね」

たしかにー






この5日間は本当に素晴らしい日々だった。

そして、勉強になるエッセンスが詰まった日々だった。






村の占い師さんとの話しの中で、これだ!と思うことがあった。



その村の観光についての考え方。




私たちが訪れたのは、シドゥメン村という小さな集落。開発自体は、他エリアが栄える前からあったそう。







歩いている時に、子どもたちが「ハロー」と声をかけてくる。

おじさんが、バイクで近づいてきて「明日の移動手段は決まってるか?」と心配する。
(決まってるよー!というと、「そうか!ならよかった!」とどっかに行っちゃう。)



お店の店員さんがみんな、愛想がいい。
何してるのー?と聞いたら、「一緒に作ろう!」と言ってくれた村の子どもたち。お祈りで使うチャナンを作っているトコロ


上が私が作ったチャナン、下が女の子が作ったもの。違いすぎる、不器用すぎるよ自分。



これ、すべて名も有名でない小さな村での事。




すべてにビックリした。観光客にとって、「近すぎず、遠すぎない」態度が、非常に心地よかったのだ。 




なんだって、ロンボクでは観光客をジロジロ上から下まで見るし。しつこい押し売りが目立つ。








それができるのは、ここの住人たちが「観光客は、リラックスをしにこの町に来てる」という目的を理解し、 それが徹底されているから。



 




ゴミ問題についても、自らの村で考え「観光アソシエーション」を形成し、ゴミ箱やリサイクルについて自分たちが考えてるんだって。


そこに政府のチカラは入ってない。





なんだかなー、って。


できるんだなーって。



同じインドネシアという国なのに、自分たちで観光について考えて実行しているモデルケースが、この隣の村にあったんだと、感銘した。


探していたものはここにあった。横展開したいな。 ちょっとやり方考えたいな。むーん。。








ちなみに、占い師さんから言われたコト。
35歳を超えると、あなたは結婚が面倒くさくなるから、早ければ早い方がいい。













適齢期は30歳、31歳だそうで。  



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【断食明け初出勤の様子はこんな感じ】

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17日に断食があけて、レバランという大型連休に入り、今日断食明けの初出勤でした。





外でふつうにご飯を食べているインドネシア人を見ると、一瞬ぽかーんとする。




ああ~、気にせず道中で水を飲んでいいんだな~。とか






お腹がすいた時にご飯を食べていいんだな~、とかとか。





そんな初出勤の今日は、事務所についたら長蛇の列。




おぉ~!




レバラン明けは、一人一人に挨拶をします。なんだか日本の正月明けみたい。



なんだかんだ100人近くいる私の配属先では、終えるまでに10分程かかりました。









その時に言う挨拶はこんな感じ。


Mohon maaf lahir dan batin.

直訳すると、「生まれてきてごめんなさい」的な感じなんだけど


「これまでのあらゆる過ちをお許しください」 という意味だとか。






男性や、顔を合わせたくらいのイブに対しては握手を。

イスラムの信仰が強く、異性に触れるのを避けている方は、胸の前で合掌。


仲のいいイブや、同じ部署の同僚には頬同士を左右かわして挨拶をします。





最初のころは、「握手かなー、ほっぺた挨拶かなー」なんて心の中でドキドキしていたり、


握手かと思っていたら、いきなり手を引かれほっぺた挨拶だった時は距離感をうまく測れず、思いっきりイブのほっぺに突撃してしまったこともあったな・・・





今では挨拶も少しは自然にできるようになったかな、と思うとうれしいもので。







ラマダン、終わったなー。

ここからは活動に関しても、もう逃げていられないな。




近々熱が冷めないうちに、レバラン休暇で行ったバリについて書こうと思います:)

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【世界中からの便り】

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私のブログをいつも読んでくれている一人、現地の方と結婚をしてフランスに住んでいる私のいとこ。

年も近くて、海外志向でいつも私のことを応援してくれるお姉さん。




先ほどステキな手紙が届きました♡





わあ、うれしすぎるよう。




フランスはようやく夏っぽくなったんだって。



Bonjour!って書いてあった! フランス語、もう響きがおしゃれすぎる笑




そういえば大学1年生の時、当時お世話になってたお兄さんに会いにパリに行ったことがあったな。


まだ髪の毛も明るい時。




今度はいとこにお土産を渡しに、2年間の期間が終わったらフランスに行きたいな。









**********


便りといえば。
今年のお正月には、日本の友達からも年賀状が2枚届いた(;_;)

そして、1月の私の誕生日にはバースデーカードを届けようとしてくれる友達がいた。
(結果、今でも届いていない。)







協力隊一回目の不合格だった試験の時に出会った仲間からは、
遠くはるばるブルキナファソからのハガキ。










手紙っていうのはステキだなって思う。


それは受け取った瞬間から読んでいる時も、そのあとも余韻に浸れるから。

日本やその国の状況に想いを馳せたり、
送ってくれた人との思いでにふけったり。



世界中で頑張っている人達からのメッセージは本当に心から支えになる。


決してたくさんの情報量ではないけれど、「元気だ」ということが知れるだけでもう十分。







ありがとう。






最近ではネットも悪いし、1週間程放置していたらFacebookが開けなくなってしまい(メッセージは可能)、大切な方たちの近況を知ることができません。








みなさん、お元気ですか?




風邪などはひいていないですか?




「元気だ」ということだけでも、聞かせてください。











私は元気です。

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【写真でヒトコト!】ここが変だよ、ロンボク

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ラマダン期間がもうすぐ開けます。



明日から、事務所は一週間のお休みに🌴



いやっほーい!休みだー!



とは言っても、断食中の事務所はもはや休みみたいなもんで。
仕事する、しない、じゃなくて仕事がない。



地図のマーキングも無事に終わった今は、PC版ブログを少しいじったりしました。



ここから細かく修正。



前回酔っぱらった勢いで、ちょっと恥ずかしい文章を書いたので、今回はブレイクタイム。

続けば定期的にこのコーナーを更新していこうと思います。







突っ込みどころ満載【ここが変だよ、ロンボク!】 (字余り)のコーナー





▼運動はビーサンで。
いっそ裸足が楽なんじゃ。




▼工事中ですけど、なにか
最近オープンした巨大モール。実は半分以上工事中なのに。待てないの?




▼大きなダイコン
その名も【DAIKON BIG】。他の野菜の表記はインドネシア語なのに。なんでここだけ日本語+サイズ。(スモールはない)





▼兄弟
   
ちなみにふつうに仕事のお時間



▼南国だから、仕方がないよ
裸足で歩くのもへっちゃら


▼人が集まると、気になる。
タオルをもらえると聞いた同僚たちは、こぞって仕事をやめタオルに集中。



イブがスカーフを配ってると聞いたら、イブの元に集中。

一人がおやつを買うと、みんな買う。



これは、インドネシアで仕事をする上でも活かせる。
起爆剤を作れば、爆発的に事が動く気がする。



▼万能薬
ここにお湯を注ぎ、虫から出たエキスは万能薬だそう。う、うえ



▼熱い熱い熱い!
単価が安い屋台などでは、マイお椀を持っていくことがルールらしい。
こんな感じで、指が熱さで真っ赤になるのを耐えながら、走って家を目指す。



▼シンプルイズベスト

最低、引くところがあれば扉は開く。




▼ガラガラファッション最強だし。
ネオンカラーにヒョウ柄の靴下?こんなの序の口



あれ、これ、私!?

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【頑張れ】と【頑張りすぎるな】 について

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ジャワ島の火山噴火の影響で、ロンボク空港が封鎖された件が日本でもニュースになったようですが、全然大丈夫です('ω')



ご心配、ありがとうございます。






ちょうど朝から空港での仕事をしに行った同僚から、リアルタイムで情報を受け取ることができ、JICAとの連携もスムーズでした。



ヨカッタヨカッタ。






そんな今日は、夜ヒンドゥーの同僚とお酒を飲みにレストランへ。
前回のトゥアックとは違う、アラックという地酒でした


さかな





実は今日7月10日は、ちょうど一年前のこの日に青年海外協力隊の訓練所に入所した、自分の中でちょっとした記念日。



まだ「私」「女性」「消しゴム」くらいの単語力しかなかったインドネシア語。





今こうしてロンボク島というところで、インドネシア人とインドネシア語で、3時間におよぶノンストップトーキングが繰り広げられているなんて。


全く想像もしていなかったよなあ



思い出せばきりがないけど。




今日はそんな、ちょっとした1周年記念日に、お酒を飲みながら語った3時間で感じたことを残しておこうと思います。







【頑張れ】と【頑張りすぎるな】 




日本に留学をしたことがある同僚に言われた。








『日本は先進国、技術も優れている。僕は本当に日本が好きだ・・・




けれど、なんで自殺が多いの?』





一応毎日、ヤフーニュースくらいは流し読みする程度にチェック。





最近だったはず。新幹線の中で自殺をされた方、中学生のいじめで自殺した子。

これらのニュースは、インドネシア人だって知っている。





そういうニュースを見るたびに、痛む。痛む、心が。


それは、亡くなった方に対する気持ちもあるけれど、一番強いのは



日本で、つい昨日まで頑張っていた自分に対して。










『空気読めない=KY』

『暗黙の了解。』


忙しく、ばたばたした生活から一時的にでも離れた所から見る日本はこんな感じ。


空気という、見えない何かと戦っている感じ。





誰かから、直接怒られること、とがめられることはないけれど。


社会的にどうだろう、周りはどう思ってるんだろう。マナーは?ルールは?




誰も、誰かに何も言わないけれど。


その、何かに失敗してしまった時の、「はい、あなたもう終了」みたな冷たい空気、なのかな。





私はそうだった。




何か見えないものを気にして、常にきちんとあろうと思ってたし、



他人から見て、大人としてちゃんとしてよう。


でもそれは、自分のためではあるけれど、社会の見えない空気を読み取って、そう自分をコントロールしていたんだと思う







それが悪いとは言わない。

それで守られている秩序もあると思う。









けれど、きっと頑張っている人に「頑張りすぎるな!頑張らなくてもいいんだよ」って言ってあげても。





誰かに見てもらってる、愛情をもらってると思えば気が楽になるかもしれないけれど。






分からないんだ。



生まれてこのかた、ずっと頑張って生きていきた人にとっては、頑張りすぎないっていう方法を知らないんだ。




だから知らずのうちに自分を苦しめてしまって、そしてさらには、本来読まなくてもいい空気を察知して。






追い込んでしまう。







たぶん誰にだって、生きていくことが辛いって一度は思うんじゃないのかな





私も、狭い世界で生きていた高校・大学時代は、毎日そうやって悩んでた。

友達との交友関係がうまくいかなかったら、それで終わり。


「優秀」であることに対する余計な執着。








そんな中で、私がこうやって今ここにいれるのは、家族が「頑張らない道」に私を誘導してくれていたから。




悩んでいる時には、ママが「よし、明日はディスニーランドに行こう!」





高校生の時、不仲だったお姉ちゃんは私が学校をさぼって家にいると、何も言わないで寿司屋に連れて行ってくれた。





そうやって、【すべてを気にせずさぼること】、【手を抜くこと】、【頑張らなくていい】っていうこと、家族が教えてくれた。










今だったら、「出ておいで。外の世界はこんなに広いんだよ」って。広い世界はそれなりに大変だけれど。それでも生きていく道はいくらでもあるんだよって、高校時代の自分に教えてあげたい。









自分を追い詰める程、空気なんて読まなくていい。


抱え込んでしまう程、人の目なんて気にしなくていい。



ただ、この世に生まれ、ただたった一つの人生ならば、楽しんでいたいじゃないか 

そういうことを、ほろ酔いの頭で考えてた。







日本は広い国。


それでも、ニュースを見ているとどうしても今は狭さを感じてしまう。

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【何が違うの?】ジャカルタ・バリ・ロンボクの空港

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「たくさんの人と話しをするんだよ。」





私が2年間の活動で心がけているコト。日本でお世話になった方から、いただいたメッセージ。



私がそこらへんの猫に付いてったり、犬に話しかけたりするのも、こういう意図だ。









今日もヒンドゥーの同僚が、お昼ご飯を食べに外に連れて行ってくれた。

カンプンバリ(バリの地域)のブルガで、持ち主のおじさんと同僚と、おしゃべりをしながらご飯をいただいた。




最初はバリ語で話していたけれど、「ちょっと、ワタシ、バリ語ワカラナイネ」とカタコトのバリ語で伝えると、インドネシア語で話してくれるようになった。





同僚と、おじさんが話している内容を「めっちゃおもしろい事いうてるやん!」と、無言でずっと聞いていた。









結構あちこちで話しを聞くのが、「バリの空港は素晴らしいよ!」 



「それに比べて、ロンボクの空港は・・・汚いし、いてもあまり心地いい空間じゃない」。




赴任した当初に感じた気持ちは、概ね間違ってはいなかったみたい。
(当時のブログ→【悩み事。】) 






ただ、話しを聞いているうちに出てきた疑問。バリ空港とは何が違うの?







ジャカルタに帰った時に、空港を運営している会社がロンボク・バリと同じだということに気づいた。 


アンカサプラ という国営企業。




ロンボクのアンカサプラへは、イベントで知り合ったおじさんがいて、イブと一緒に訪問したことがあった。
(→また空港へ行ったのでその話し





 え、ちょっと待って。なおさら。




同じ運営会社というのに、なんでここまで体制や評判が異なるの? 




おじさんに聞いてみた。そしたら意外な答えが返ってきた。 




「プラヤ(ロンボク空港があるエリア)のコミュニティが強すぎて、警察もアンカサプラも手をうてない。彼らはお金を稼ぐために、空港へ押しかけ観光客を待つ。それが問題になっている。」





なるほど。


観光意識の欠如。そうだろうなー・・・ 







ロンボクの形容詞の一つに、こんな言葉がある。



【プリミティブロンボク】(原始的とか)



プラヤに空港ができて、関係者以外立ち入り禁止になった時、住民たちが斧やナイフを持って空港を襲撃したことがあるらしい。


なんだかな。ロンボクの開発に地元のマシャラカット(地域コミュニティ)がついてきていないのが現状なのね。  






観光開発で必ずバックグラウンドについてくる、「貧富の差」やっぱり、コミュニティからの理解がないと、観光開発はうまくいかない?





配属先にいたら、「観光客?よっしゃー!いくらでも増やしまっせー!」なバブルでブルジョアな考えしか通用しないけど。


こりゃ、観光客増やすだけが活動じゃないな。 






そこらへんの犬や猫に話しかけるのは、アレ、だけど。


やっぱりいろんな人に耳を傾けよう。

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【閲覧注意?】ミーアヤム vs ソトアヤム

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夕方からジムで1時間ほど汗をかき、もうすぐ断食が終わる時間だなーと夜ご飯を探しに家の近くの公園へ(´・ω・`)





今日はなんだかソトアヤムの気分。


ソト:スープ
アヤム:鶏肉



鶏ガラスープがメインで、カレー風味のさっぱりしたスープ。

これで80円。



ここの屋台はかれこれ、私が赴任してからずっと通っているところ。

家族でやっていて、作っているのを待っている間によくおしゃべりする。





その隣のジャジャン(おやつ)やさんのご夫妻も陽気な方で



私は屋台の真ん中に座り、右見て左見て


教えてくれる現地語や、最近の近況を話しあうのがとても好き。


名前忘れちゃうんだけど、パイ生地にバナナを挟んで揚げるおやつ。

20円ぶん購入。20個入ってる





今日も素敵な日だなあーなんて、持ち帰り用の袋を片手にルンルンで家に帰る。




角を曲がって見えたもの!!!



なんてこったあ!

ミーアヤムのおっちゃんが来ている。




ミー:麺
アヤム:鶏肉





毎日夕方頃になると、この屋台を押して家の前を通るおじちゃん。





いつもは私は家にいて、木を叩く音でおっちゃんが通ることを知る。




そうして週に4回はこのおじちゃんからミーアヤムを購入していた日々。




最近断食中ということもあって、全然姿が見えず。
実に半月ぶりのおっちゃんの姿に、私は迷わずお持ち帰りで買う


今日はアヤムパーティ。





み「バパッー!スダラマティダクリハタンー!!!サヤリンドゥ ミーアヤムバパッー!

(おっちゃーん!!!最近姿が見えなかったじゃないの!!おっちゃんのミーアヤムが恋しかったー!)



お「ムライダリハリイニ
バルムライ
(今日からだ。始めたばかり。)





あー、この私のテンションに対してのおっちゃんの冷静ささえ恋しかった!!



み「明日からは?また来るっ?!」



お「来るよ」



出張で隣島から帰った時も、ジャカルタから帰ってからもまず食べたくなるものはこのおっちゃんのミーアヤム。




ただ一つ問題が。

いつも味付け卵を2つ付けてもらって100円にしてもらうんだけど、さっき購入したソトアヤムにも卵が入ってる。



さすがに食べすぎかなーって、お肉を増やしてもらおうとした。




お「チェックル試してみなよ」




Ceker:長い足、裸足





ああ、私が今まで見るだけで恐ろしいと言っていた鳥のあし




あしー(´・ω・



これだけ買う人もたくさんいたけれど、どうもちょっとそのよれっとした手が怖くて今まで手を出せずにいた。



いつもお客さんがチェックルを買うのを見て怯えた顔になってしまう私。



私がインドネシア人に「日本には鶏肉はあるけど、足は売ってないんだよー。初めて見たからちょっと怖いんだ」



というと、


イ「変なの!肉はあるのに足がないなんて!!」




ああそうか。確かにスーパーにはキレイに切り落とされたお肉が並んでいて。


それが普通だと思ってたけど、違うんだな。






世界は広いなあ










せっかくだしな。食べてみよう。




おおう。思ったよりあし


これで80円。



手を摘んで、指を一本一本剥がし
吸い付くように食べるんですね。


細かい軟骨と骨がたくさんあって




あ、あれ





お、おいしい!!!!



見た目はゴツゴツしてるし、the鳥のあしだけど、皮とは違った食感と、味がよくしみててすごく美味しい。




なんだかやっぱり食わず嫌いってよくないな




ということで、ミーアヤムvsソトアヤム



今日は僅差でミーアヤムの勝利♡




明日からそこらへん歩いてる鶏の足をながめてしまいそうだな

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