青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【幸せだけど、これでいいんだろうか】任期短縮というコトを考えてみる。

6 件のコメント
焼けたと思ったけど、まだ全然白いみたい。



もう自分が何か月この国にいて、あとどのくらい残っているのか。わかんないや。






計算すれば出てくるし、ブログにはちゃっかり日本帰国までのカウンターなんかつけちゃったもんだから。



その【463日】あるって事実はわかってるんだけどね。






イ「ロンボクにどれくらい住んでるの?」

み「1年未満かな~」

イ「あとどのくらいここにいるの?」

み「あと1年以上あるよ~」






そんな感じ。







決して落ち込んでいるわけじゃない。てことを先に。

当たり前の脳みそで、いつも通りの感じで。







5月に書いた記事。【リゾート開発よりも、おじさんを応援したい】
この時も私は悩んでいて、それでも頑張りたくて、頑張っていたくて、この記事をかいた。





それから3か月経過するけれど。ここに来て、今まで考えたコトがなかった【任期短縮】が、初めて頭をかすめるようになった。





隊員の中で【ニンタン】と呼ばれているソレ、は、2年間の派遣期間を短縮する制度。そんなに簡単にできる物でもないし、ニンタンの多くは、派遣国の治安が悪くなったりとか、健康上で何か問題があった時とか。








ニンタン。








もうかれこれ、1年弱私はこの配属先にいる。


そして、それなりに楽しくやっている。





リラックスした職場には、毎日送り迎えをしてくれる同僚たちがいて




「ちょっと旅行行ってくる!」というと、空港から家の送迎をわざわざ買って出てくれる友達もいる。




同僚たちは、私を笑わせようとジョークを連発し、ありがたいことに?彼氏すら探してくれる。




よく家に連れて行ってくれて、ご飯を一緒に食べたり、家族やいとこに紹介してくれたり。




彼らと過ごしている日々。貴重で、終わってほしくないと今から思っていて。言葉を超えて笑いあえることに、毎日「奇跡みたいな日々だなー」なんて嬉しくて。






けれど。









けれど、やっぱり私はこの配属先に、「必要とされていない」みたい。






様子を見てきた。
そして自分のやりたいことだけが膨らんでいった。



それを配属先に相談しても、なんでかもうダメなんだ。






こういうコトをしていきたい。こういう意図があって、こういう結果が見込める。



と5月末のプレゼンを通じて、配属先の人達は「素晴らしいプレゼンだった」と言った。






それでも書類文化のここで、配属先からのドキュメントを待っているけれど。もう1か月以上音沙汰なし。



上司を通さず、パソコンができる同僚に頼んでも。

「あ、みずの書類作るの忘れてた!明日ね」と、それも1か月。その彼は今、ブルガでおしゃべりをしている。











赴任当時にかなりのストレス要因だった【仕事をしない】ことに対して、もう憤りは感じない。



「どうしたらできるようになるんだろう」

「なんでそうなるんだろう」



そうやって、一人で考えるのが、もうアホらしくなってしまった。




そのうち私は「できない理由」だけを述べて、頑張る事をしなくなるんじゃないだろうか。





信頼関係を構築しよう、って


時にはさぼって、同僚たちとコーヒーを飲んだ日々。




何か一緒になってできることはないだろうかと、雑用と言われることも一生懸命やろう!と決めて


片付けや、本棚の整理、イスラムの習慣で米を小分けにする作業をやってみた。






作業中変な歩き方をして、「ダイエットしてるのよ」と

ちょっとおちゃらけてみせるけど。


ちょっと笑ってみせるけど。






笑ってる自分をよそに、心のどっかが、溜息をついている。





いても、いなくても別にどっちでもいい。そんな職場で


ボランティアだとか、協力だとか、持続可能な、とかそんなおこがましい事。むしろこっちが頑張っちゃってごめんなさい、的な。感じなんです。






誰のために考えてるんだろう。
この島の人達が求めていない、今の状況が幸せなのに、なぜ一人で頑張ってるんだろう。

私がいる意味はどこにあるんだろう。







今私が活動していることは、一人でできて、ショットで終わってしまって


配属先がいなくても、家にこもっていればできること。




日本からでも、きっとできること。







ニンタン。





たのしくて、しあわせで、ここに来れたことに心から感謝しているけれど。





この、なんでもない日々が、同僚たちと笑いあえている貴重な毎日がずーっと続くのかなと思うと、不安でさみしくて、つらくて、しんどい。







複雑。





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6 件のコメント :

  1. すごく共感できたので、コメントさせてもらいました。周りは働かないのが当たり前。自分もその流れに乗ってみたり。自分が動いてもしょうがないのか、でも動かないと始まらないし。なんてもんもんとした日々を過ごしてます。

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    1. 〉marusunriseさん
      コメント、ありがとうございます。ネガティブな記事だったので公開をためらったのですが、みなさん同じように感じていたんだと、逆に励まされました。きっと協力隊員が少なからず一度は頭をかすめる悩みなんでしょうね。国は違えど、仲間としてともに奮闘しましょう。

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  2. 誰のために、何のために働くかってことじゃないでしょうか。
    僕にはmizuhoさんが配属先から必要とされているかどうかの判断はつきませんが、もし、本当に必要とされてなかったとして。

    mizuhoさんは、「配属先」のためにロンボクに赴任されたのでしょうか?もちろん書類上はそうかもしれません。けど、それって「会社のために働く」日本人的な発想じゃないでしょうか。
    本来(ということばが適切かはわかりませんが)、mizuhoさんの働く目的は配属先なんでしょうか。ロンボクに住む人々のためではなく?ロンボクにやってくる観光客のためではなく?インドネシアのより良い発展のためではなく?世界平和のためではなく?
    mizuhoさんの人生のためではなく?

    そのどれにとっても無意味だなと思うなら、確かにニンタンが見えてくるかもしれませんね。
    大事なmizuhoさんの人生を、無意味に費やすべきではありません。

    でも本当に、mihuzoさんはロンボクに、インドネシアに、必要とされていないのでしょうか。


    健やかにロンボクをお楽しみください。

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    1. 〉匿名さん
      コメントありがとうございます。匿名さんのコメントをいただき、自分の考え方、態度、色々考えさせられました。おっしゃる通りだと思います。 活動をしていく中で、どうしても日々の接点が多い配属先とどう活動をするか、に焦点があたりがちでしたが、頭のどっか遠くの方では、「ロンボクの人達のために」という想いがあったはずでした。
      目的を見失ってしまうところでした。残りの任期、ここロンボクで粉骨砕身していこうと思います。ありがとうございます。

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  3. 初めまして。すごく共感できる内容の記事でした。
    自分も「なんで自分はここにいるのだろう?ここの人たちにとって自分は何?」など、何回も考えました。
    正直、任短したいです。でも、自分で青年海外協力隊に参加したいと言って参加したので、もう少し頑張ろうという思いで、何とか生活してます。
    この記事を読んで、やっぱり自分以外の人も同じように考えてるんだなと思いました。

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    1. 〉よしぼーさん
      初めまして、コメントありがとうございます。
      同じような悩みを皆様抱えられていらっしゃったんですね。任地にいると、ついつい自分だけが不安になってしまいがちですが、共感してくださる方がいて励みになります。
      よしぼーさんが仰るとおり、ここにいることは「自分で決めた道」。その言葉で思い出しましたが、私の同期がこんな事を言っていました。自分に言い聞かせるつもりで書かせてもらいます。

      「自分がやるって決めたんだよ。決めた時に後悔はなかったはずだよ。」
      「それでも辛い時には、【愚痴を語らず夢を語って】。」

      私もそうありたいと思っています。

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