青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【何が違うの?】ジャカルタ・バリ・ロンボクの空港

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「たくさんの人と話しをするんだよ。」





私が2年間の活動で心がけているコト。日本でお世話になった方から、いただいたメッセージ。



私がそこらへんの猫に付いてったり、犬に話しかけたりするのも、こういう意図だ。









今日もヒンドゥーの同僚が、お昼ご飯を食べに外に連れて行ってくれた。

カンプンバリ(バリの地域)のブルガで、持ち主のおじさんと同僚と、おしゃべりをしながらご飯をいただいた。




最初はバリ語で話していたけれど、「ちょっと、ワタシ、バリ語ワカラナイネ」とカタコトのバリ語で伝えると、インドネシア語で話してくれるようになった。





同僚と、おじさんが話している内容を「めっちゃおもしろい事いうてるやん!」と、無言でずっと聞いていた。









結構あちこちで話しを聞くのが、「バリの空港は素晴らしいよ!」 



「それに比べて、ロンボクの空港は・・・汚いし、いてもあまり心地いい空間じゃない」。




赴任した当初に感じた気持ちは、概ね間違ってはいなかったみたい。
(当時のブログ→【悩み事。】) 






ただ、話しを聞いているうちに出てきた疑問。バリ空港とは何が違うの?







ジャカルタに帰った時に、空港を運営している会社がロンボク・バリと同じだということに気づいた。 


アンカサプラ という国営企業。




ロンボクのアンカサプラへは、イベントで知り合ったおじさんがいて、イブと一緒に訪問したことがあった。
(→また空港へ行ったのでその話し





 え、ちょっと待って。なおさら。




同じ運営会社というのに、なんでここまで体制や評判が異なるの? 




おじさんに聞いてみた。そしたら意外な答えが返ってきた。 




「プラヤ(ロンボク空港があるエリア)のコミュニティが強すぎて、警察もアンカサプラも手をうてない。彼らはお金を稼ぐために、空港へ押しかけ観光客を待つ。それが問題になっている。」





なるほど。


観光意識の欠如。そうだろうなー・・・ 







ロンボクの形容詞の一つに、こんな言葉がある。



【プリミティブロンボク】(原始的とか)



プラヤに空港ができて、関係者以外立ち入り禁止になった時、住民たちが斧やナイフを持って空港を襲撃したことがあるらしい。


なんだかな。ロンボクの開発に地元のマシャラカット(地域コミュニティ)がついてきていないのが現状なのね。  






観光開発で必ずバックグラウンドについてくる、「貧富の差」やっぱり、コミュニティからの理解がないと、観光開発はうまくいかない?





配属先にいたら、「観光客?よっしゃー!いくらでも増やしまっせー!」なバブルでブルジョアな考えしか通用しないけど。


こりゃ、観光客増やすだけが活動じゃないな。 






そこらへんの犬や猫に話しかけるのは、アレ、だけど。


やっぱりいろんな人に耳を傾けよう。

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