青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【ななんさん】

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私が好きなインドネシアの文化、【みんな家族】。




例によって歩くことが大好きなので、
事務所終わったら、よく散歩しています。



そんな中、今日もどっからか





「み~ず~!」






声のもとをたどると、職場の方が声をかけてくれている。



旅行代理店でお仕事していたみたいですが、

私が目の前を通ったので、声をかけてくれた様子。




そうすると、だいたい5分くらい立ち止まっておしゃべりすることになって。



だいたい家まで送ってくれる笑





この前は、まったく知らない人が

私の歩いている真横に車を付けて、



「mbak~, mau ke mana(お姉さんどこいくの)?」と。




「jalan-jalan saja ke 〇〇~」(〇〇へお散歩してるだけよ~)というと



「ayo!」(直訳すると、「さぁ!」みたいな感じで)


と初対面の私を、目的地まで送ってくれようとします。



車の状態や、声をかけてくれた人の雰囲気、
女性や、おばさんが同席していた場合、


たいていお言葉に甘えて送ってもらいます笑




そして、さらには郵便局に歩いて向かっている時、



「へい!みず!」と声をかけられたと思ったら、

タクシーの運転手。



どうやら、一回乗ったことのある運転手さんが

私を覚えてくれていて、


わざわざ仕事中(お客さん乗ってる)にも関わらず


ご丁寧にご挨拶してくれるのでした(*´ω`)




こういうの、大好き。








はい、掲題について。





ナナンさん。





ひょんなことがきっかけで知り合ったインドネシア人。



働いている場所も違えば、
普段は会う機会がないのですが、


ナナンさん。

私が唯一この国で感じる不安や、こうしたい、って希望を
きちんと伝え、


そしてきちんと受け止めてくれる方。



今日、事務所でいつも通り働いていたら

ナナンさんからメッセージが来ました。




「これから会える?」




今日は大きな予定がなかったので、

「大丈夫だよー」と返すと


事務所まで迎えに来てくれました。





実はナナンさん、とっても優秀な方で
現在、観光局とは別の政府組織で働いていらっしゃるのですが、



オーストラリアにプロモーションの勉強するため、公募されてるプログラムの面接を受けているところでした。






今日は、その最終面接が終わったと、
わざわざ報告をしに来てくれたのです。





出会ったばかりのナナンさんとは、すぐに離ればなれになります。








ナナンさんはいつも、



「みずさん、まだ若いのに素晴らしいね。」と言ってくれる。






ナナンさん「みずさん、この観光局には何が足りないと思う?」




み「 どうして、みんな個々に仕事をしているの?

会議とか、ミーティングもないからみんな何をやってるか分からないよ。

政府組織ならば、日本では問題意識に対してみんな(社会)で取り組んでいるよ。

それに、何で仕事をしないの?

みんな、プロモーションは大切!って言ってるけど、


なんで展示会とか資料(とりあえずお金使って、形だけ残していて、活用されてない)ばっかりなの?」





ここに来て1か月、いろんなことにびっくりして




いろんなことを受け入れようと必死だったけれど、


その理由が見つからなくて。






そしたらナナンさんはこう答えてくれた。



ナ「みずさんと言う通りだよ。

僕は昔、この観光局にいたけど、みんなが個々で働いているのが嫌で

別の組織に移ったんだ。

でもこれはすべてじゃなくて、この組織の問題なんだ。

みずさん、それを解決できると思うんだ。頑張れるかい?




それにね、この政府組織は、とりあえず人をあてがうから

仕事の割に人数がいて、仕事がない人がたくさんいるんだ。

それは政府の課題だね。



それから、プロモーション方法について。

僕もそう思うから、今回オーストラリアに行くんだ。


ここのやり方はトラディショナルすぎる。

離れた島では、WEBサイト(インターネット上のプロモーション)をやらないと

人は来ないよね。」





私は、ずっと不安だったことを


ようやく、何か鍵を見つけたような。


そんな気分でした。



そんなナナンさん、せっかく同じ土地で


同じ夢を持って


たくさん話したのに、


ロンボクを離れる日も近いと思うと、ちょっと寂しいな・・・





今日は一緒にお昼を食べ





海に行って、海の目の前にあるブルガで
お互いの夢をずーっと語り合っていました。




そして、日本の写真を見せたり、

日本でどんな仕事をしていたのか、


興味津々で、いろいろ聞いてくれるのでした






ロンボクでも、夢を持っている人がたくさんいて。

日本を好きになってくれる人がたくさんいて。






日本と同じように、子供たちは宿題に追われ


女の子はダイエットしなきゃ、と悩み


インドネシア人だって海を見て、キレイだな って思う。






私が来る前に思っていたように、


ここにも日本と同じような生活がありました。




どこに行っても、きっとそう。


宗教は違っても、


それが争う理由なんかにならないな、って

広大な海を見て考えたりしました。







ナナンさん。


頑張れ!


最終試験の結果待ち、私もドキドキしています。



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