青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【にゃれーという不思議なヤツ】

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もう、かれこれ1週間以上前なのですが、とあるイベントに参加してきました。






イベント名、【バウ ニャレー】





聞いてもさっぱりでしょ





バウ は、インドネシア語で「匂う」とか「臭気」とかですが、ここではササック語の「捕まえる」からきている


ニャレー は、調べてみると「海の環形動物」、とだけ書いてある。




か、かんけい動物だと・・・?!




なんだそれ。
(知っている方は、もうご想像におまかせします・・・)


 
26年生きてきて、恥ずかしいですが環形動物という言葉は初めてでした。



よく分からないので、ネットで調べてみるも、

もちろん情報なんてない。




私は、その にゃれー というかわいい名前の彼らに



どこか淡い期待を抱いておりました。




そう、イブから それが




「にゃれー?色のついたミ〇ズよ」 と言われるまで。








聞いた瞬間、絶句。


え!?何をどうしてミ〇ズのイベントなんかを開催するのか。




「その日は、朝方に海にでて、そのミ〇ズをとるのよ。
 とったミ〇ズはその場で食べる人もいるし、
あとでタレにつけてみんなで食べるの」




生ミ〇ズだと!!!



色々聞いていくと、驚愕の事実が次々に。



イベント開催前から億劫で、怖くて怖くて仕方がない。




ついに、そのバウニャレーの日がやってきた。


月曜日、朝はいつも通り出勤し
お昼に家へ一時避難。



16時に出発するバスに乗り込み
2時間遅れの18時にバスは出発した。




着いたのは、事務所から1時間半程のKUTAビーチ


普段はキレイな青いビーチが、すでにすごい人たちであふれている。


実は、このニャレーという一年に一回しか開催されないイベント、
きちんとした由来がある。


どうやら、日本の七夕に少し似ている。


*****************
昔、誰もが振り返る美人、マンダリカ姫 と呼ばれるお姫様がいた。


マンダリカ姫は思った。


私のことが好きな人がたくさんいすぎて、いつか男たちの間で戦争が起こるわ!


大変!



こうなったら、一年に一回、私はミ〇ズに変身して


みんなが平等に分け与えられるように(食べれるように・・・)しましょう!

*****************




すっごいざっくり要約。




突っ込みどころはたくさんだけど、きっと切がないだろう。



とのことで、この日はステージで今年のマンダリカ姫を決める、
言わばミスロンボク決定戦もあるのだ。
(それが上の写真)



会場には、100円程でこんな網も売ってる


 
すでにみんな海へ降りている




この日の概要はこうだ。


朝、4時~6時の波が引いた段階で

そのニャレーというヤツがわんさか出る(というか泳ぐ)

それを網ですくって、食べる。







私は、19:30~21:00までステージを見たあとは、

朝方に備え、事務所の同僚たちとバスで待機。





ねる。




そして、夜中3時ころ


超絶寒いエアコン、
狭い座席での睡眠、
バス内喫煙による喉のダメージ


という最悪のコンディションで、目を覚ます。




みんなを起こす。


み「起きてー!!にゃれー取りに行くよ!!」



誰も起きない。



イ「眠い。みずー、この空いたペットボトルにニャレーいれてきてー」


とまた寝てしまう。



結局20人弱で行ったというのに、

私ともう一人のインドネシア人だけ夜な夜な起きて、海に降りていきました。




はあ。



4時ころの海は、まだひいておらず
波も高く、リュックさえずぶぬれ。






テンションたかまったインドネシア人たちは、

ニャレーを呼び出すための呪文を唱えだし
(私にはただ騒いでるだけにしか聞こえない)




もうほんとに一人テンションについていけない私。



挙句の果てに、今年は新聞の一面を飾るくらい
ニャレーが出てこない!年だったらしく



私は一匹も捕まえることなく、


海に降りてわずか10分で撤収ー。





同僚としぶしぶバスに戻ると、すでにみんな起きていて、



イ「やだ!濡れてる!こっちに座らないで!!ワハハ!!」と



身体を張った私は煙たがれ、大きいバスの運転手の隣の


椅子がないところに座らされたのでした。



よし、一本笑いとれた!と思えるわたしはだいぶ免疫がついたんだろうな・・・


事務所についたのが、朝の7時。

くたっくたの風邪っぴきな1日でした。





長時間海にいた人たちは、それでも結構な量のニャレーをとっていて

改めて写真を見ると、おぞましい。


ここでは写真はのせれないのですが、


気になる方は、ぜひ


【nyale】で画像検索してみてね。


色とりどりのミ〇ズ♡




来年は、とったデータを基に日本からお客さんを呼びたいな。

 


 

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