【断食開始】断食に参加してみた。
”中東各国、18日にイスラム断食月入り”
中東各国で18日、イスラム教のラマダン(断食月)が始まる。信者は期間中、日の出から日没まで飲食などを控える。
‐時事通信より‐
ということで、イスラム教のインドネシアも昨日から約一か月の断食が始まりました。
断食と言うと、一か月何も食べないのか!?と聞かれることが多いのですが。そんなことはなく。
日が昇る前のアザーン(お祈り)までに、サフールと言われる食事を済ませ、日が沈んだお祈りまで、水・食事・タバコなどを絶ちます。
だいたい15時間くらい?の断食を1か月続けるというイメージですかね。(サフールをとる時間は人によるので)
事務所では、「みずは参加しなくていいよ」と言われていますが、もちろん参加。
ちなみにインドネシア人は小学生のころからトレーニングを行うので、私は水だけはOKという独自ルールのもと行います(..)
★Mulai Puasa(ラマダン開始)★
6:00 起床
寝坊。5時前のお祈りの前にサフールしようと思ったのに、普通に寝坊。 あきらめ、コーヒーだけ飲んで事務所へ
(この時点でもうアウト)
7:30 通勤
学校がラマダン休みになるため、朝の道がびっくりするくらい空いてた。
8:00‐11:00 事務所
ラマダン期間中は、配属先も時間短縮。同僚は新聞読んだり、携帯いじったりで時間をつぶす。
12:00 暇なので街の様子を見に行く
屋台も、カフェもどこも営業をしていない。空いているのは、マックかパン屋さん。
マック。カーテンですべてしきられ、食べている所が見れないような配慮。店内も真っ暗でした。
パン屋さんは1/4だけ空いてた。モゾモゾーっと入って、コソコソーっと買い物をします
お昼に出かけても、どこにも食べるものがない・・・
14:00 帰宅
まだ大丈夫。ジムの申込みをしようと思っていたけど、暑くて体力を消耗してしまうので、家に引きこもることに。
東京カレンダーという、私が大好きな食に関するサイトを見る。叫びたくなるんだけど、それでも見てしまう。
15:00 頭がぼーっとする
15:30 耐え切れず、先輩がくれたこぶ茶を飲む。
私的に断食中はアウトなこんぶ茶。コーヒーよりはまだOKかなとホッと一息♡
空腹を紛らわすため、マチの様子を見がてらコンビニへ
コンビニで買った、断食セット。家の中で食べれるお粥と、パスタソース
外は本当に静かで。みんな家の中で体力を温存しているのかしら。
17:00 頭が痛くなってくる
ベッドで横になりや休む
18:30 ようやくごはん。(朝食べれていなかったので、24時間ぶりの食事)
サンドイッチとシュウマイ笑
事務所はというと、省エネモード。いかにエネルギーを使わないか、を重要視。
本当はこの期間で、ロンボクの地図の見積もりを取って、発注までしたかったけれど。
ボスも体調不良で1週間休んでいたり、と。私の活動も省エネモードに切り替えることにしました。
ようやくの夜ご飯はプアサ終了の合図があるまで、待ち遠しくて。
私は用意していた夜ご飯のパンを目の前に、手を洗い、トイレを済ませ、今か今かと食べることを楽しみにしていました。
1日目の断食の感想は、苦しい。そして食べもの、インドネシア人に対する感謝。
当たり前のように目の前に食べ物があって、おいしいものを選ぶようになって。
いつの間にか、食に対する感謝って、そういえばしてたかなー。と思いながら、パンに手をつけました。
一食一食に、携わってくれたすべての方に、そして命を捧げてくれた動物や生き物に、【いただきます】【ありがとう】と思える人間でありたいな、と。
また断食や、イスラムの考えで【食べ物の大切さ】を理解しているインドネシア人が、他人に食べ物を与える、ということ。その意味を、今回の断食を持って痛感しました。
イスラム教のインドネシアに赴任が決まった時、正直「うーん、イスラム教か」と思う自分。
頭の中にあった、授業を通じての断片的な知識で来てしまった私。
でも、生活を通して感じるイスラム教は、たしかにルールや規律が多いけれど。
私は純粋に、インドネシア人がモスクでお祈りをしている姿を見て、「あぁ、キレイだなあ」と思ってしまうし、アラビア語は、なんて美しい響きなんだろう、と日々新たな発見をしています。
よかったなあ、ここにこれて。
まだまだ始まったばかりのラマダン。
体調を壊さない程度にトライします。
プアサ前に、食べ物を同僚とシェア
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