青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【いよいよ。明日プレゼン】まさかの対立。

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近所の商店。


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どうも。大波にもまれ。私はもう角もなくつるっつるの丸まるになりましたよ。



スケジュール遅延ながらも、なんとか昨日出したと思ってた招待状。今日確認したら、局長のサインがまだ押されていないから送れてない、ということになってました。


もういいや。調整が必要だった所は、後で私から訪問しよう。




それに重ねるように、今日ちょっとした言い合いに。




私の部署の2番目に偉いおじさん(ハジさん)に、資料をダメ出しされたのです。



机の上に置いてあった私の資料を見て、あんまりうかない表情。
今回の私の資料は、下記のような構成になっていました。


1:自己紹介
2:日本文化紹介
3:課題提議① (どうしたらロンボクに来る観光客数が増加するのか)
4:ロンボクの観光地ごとの課題点
5:課題提議② (観光客増加には、観光開発をしなければいけないか?)
6:やり方を見直そう。 →観光開発の前にソフト面の体制を改めて考える
 (プロモーション方法は?正確なデータを使ってマーケティングをしているか 等)
7:それらを踏まえての私の活動


今回のプレゼンは、配属先に対してではなく、ロンボクの民間事業主。ホテルやレストラン、旅行代理店などが集まる予定でした。
テーマはもちろん、出席者を踏まえて選定しています。




彼が引っかかったポイントは、私が観光地のマイナスポイントを指摘していたこと。



ハジ「みず、ここでの役割はなんだ? 事務所でいつも何をしている?プロモーションで観光局に入ってるんだろう。君が観光地の欠けている点を言うべきではないよ。 プレゼンを聞きに来た偉い人達は、恥ずかしい思いをする」




恥ずかしい?なんで?




み「私のここでの役割は、観光客の数を増やすことだよ。なんで恥ずかしいと感じるの?各観光地にゴミが散々しているのは事実じゃない。ゴミ問題や、しつこい押し売りは、ロンボクの観光でも改善していかないといけない点だと感じてるよ。」





私はハジさんが「恥ずかしい」と言った意味はすぐに分かった。でもやっぱり、「なんで恥ずかしいの?」に対する答えはなかった。

ここの人達は今ある目の前の問題について、【暗黙の了解】的に見過ごしている。



私の配属先、政府機関で働いている人たちは。
目の前の課題なんか、見えなかったことにする。



だから観光局の人達自身が、観光地にゴミをポイ捨てすることができるのよ。
 



そういう、ギャップというか。

大きい組織で頑張ったって、すべてが、世の中が変わるわけじゃないんだ
ロンボクに来て痛感する。

それが分かったから、私は15年以上抱えていた国際公務員になる夢を、ロンボクに来て手放した。





み「恥ずかしいことなんかじゃないよ。インドネシア人がそう感じていても、私は外から来た人、それを無視することはできないよ。」


ハジさんは、結局私の資料を最後まで目を通すことなく、どこかに行ってしまった。





なんで?
この資料を作るまで、同僚にも、JICAのナショナルスタッフにも、カウンターパートにもチェックをお願いした。






やるせなさ、と
悔しさ、と

なんだか、喉元から胸にかけてどっしり重くなる感覚。


何が正解なんだ。
私はなんというべきだったんだ。
外国人だと、自分を区別してはいけなかったんだろうか。


「あ、そっか。じゃあこのページは省いた方がいいのかな?」と柔軟に対応するべきだった?



わかんない。


ホント、このくそまじめすぎる性格どっかいってくんないかな。



あぁ、前日にこんな言い合いなんてしたくなかった。

こんなことで、目の奥がぐーっと重くなるなんて自分の意に反してるんだけど。


泣きそうだ。

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