青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【3.11】

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震災から4年。







4年経ちましたね。


その時私は大学4年生で、卒業式を控え
横浜のとあるデパートの地下でバイトをしていました






棚の商品がなだれ落ち、
扉が空かず
地下に待機という状態で



外がどうなってるのか

何が起こったのか分からず、
気が動転していたことを覚えています。




交通機関が全て止まって

私は家まで1時間半歩いて帰りました。

当時、15階に住んでいて
家についた瞬間、家のあらゆるものがひっくり返り


冷蔵庫が開けっ放しになっている注意音だけが響いていました。




その日は家族が帰れなくて

私は一人、テレビから流れるあの音に
いちいち胸がえぐられるようになりながら


余震と孤独と不安な夜だったという記憶だけは


本当に、昨日のことのように覚えています。










と、当時の状況を書きました。





その時私はこうやって自分のことしか考えていませんでした。






その時私は、被災地では何が起こっていて、何を感じているのか


考えてもいませんでした。







その、3.11をようやく客観的に考えたのは
恥ずかしながら去年の福島での協力隊訓練を受けた時です。





入り口には、放射線量が毎日更新され

希望者には、ガイガーカウンターが配布されました。



語学以外の講座では、放射線や放射能について学び



福島で起こっていること


また、スタディーツアーで南相馬市にも訪問しました。





現地の方と話し
福島で70日間生活して

今でも問題は解決されていないことを肌で感じました。





この日のことを、あえてブログで書こうと思った理由は

このブログ見ていただけている方にお伝えしたいことがあったからです。









【情報】




受け取る人の状況によって、正となる場合もその逆もあります。





情報というのは、都合がいいもので
その情報を求めている人にはものすごい勢いで拡がります




自分が「正しい」と思っても、
その時の相手の状況で、実は受け取り方が変わったりします。




そのくらい、情報は影響力があって
不確かなものなのです。




全てが不正解だ、と言いたいわけではないです。




今はSNSがこれだけ普及して、
気軽に【情報】が手に入る(求めていても、求めていなくても)時代です。






自分がいいと思った内容で、
誰かを傷つけたり
よからぬ方向に物事を進める力があるのが





人から人に伝染する情報の姿です。






福島が危ない、とか
甲状腺がんが増えてる、とか。



データ元は正しいですか?
過剰表現をそのまま受け入れていないですか?






Uターンで福島に戻り
地域復興のためにがんばって働いている方もいるし



友達を亡くしても、それを乗り越えて協力隊で自分ができる活動をしている方もいます。




でたらめな情報が氾濫している、被災地以外の場所の一方で


こうやって、少しずつ毎日をいい方向にかえていくために

頑張っている被災地の姿があるのです。





どうか、でたらめな情報に惑わされないでください。


これは、3年間情報を扱う業種で働いてきた私の気持ちです






********


悩みながら書きました。




私は、一つのことに対して
こういう場で意見を言うのがすごく苦手です。




このブログも、何度も書いて
何度も消そうとしました。



少なからず、読んでいただいている方がいらっしゃる所で


もちろん賛否両論あって
私が書いている内容さえ、人によっては気分を害してしまうことがあるからです。





それでも、福島は私の大切な仲間と過ごした大切な場所です。


地元の人たちが、おいしいご飯を作って、海外に送り出してくれた温かい場所です。



地団駄踏んでいるより
今日はインドネシアから被災地に想いを馳せて

自分が感じた本当の話を、こちらでしていきます。









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