青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【結局、インドネシアに救われる。】

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インドネシアで働いている外国人ってすごいな、と思った。単純に。




踏み込もうと思えば思う程、蟻塚のようにずるずると引っ張られて、3歩進んで4歩下がっていく。
好きになりたい、向き合いたいと思う程、インドネシアという国に裏切られていく。そんな気がした。




オーバーだろう、とも、被害妄想だろう、とも。言われたってかまわない。
ここに書かないと、一人の時間にブログに吐き出さないと、本当にやっていけない、って初めて思った。







どんどんここで働いていく自信がなくなっていく瞬間。それが一昨日の打ち合わせだった。






昨日のブログを書き終わった後、一人の同僚が私の向かいの椅子に座り一方的にこう言う。








メディ「みず、昨日の打ち合わせ聞いていたよ。みずはもっと、まとめたデータを多くの企業や政府にアプローチをするべきだ。この観光局だけじゃなくて、もっと幅広くアプローチをする必要がある。それから●●を●●して・・・」






ちょちょちょっと待ってよ・・・



ただでさえネガティブな感情を持ってしまっている時に、一方的に「~するべきだ!」と言われた私は、たぶんあからさまに顔に出ていたんだと思う。




それを見たもう一人の同僚が私に対し、こう言った。










サルガさん「みずさん、Santai saja」(肩の力を抜いて)









それを言われ、面食らった。恥ずかしくなった。私のために言ってくれているのに。同僚は向き合おうとしてくれているのに。なんで自分はイヤそうな態度をとる必要があるんだ?







「ちょっと、ごめん。一回トイレ行ってきてもいい?」と席をたって、頭を冷やす。









落ち着かせて、もう一回アドバイスをくれた同僚に話しかける。


「メディさん、今ちょっと時間ある?昨日のJICAとの打ち合わせの件で話がしたい。」


メディ「いいよ、ここだと他の人達がたくさんいるから、コーヒーでも飲みながら外に出よう」



と言って、事務所の前の門番さんが休む小さな部屋みたいな場所へ移動する。



メディ「みず、何に問題を抱えているんだ?」



「同じ方向を向けていないことが、すごくつらいの。一人で頑張ろうとしていることが、たまにすごく孤独を感じる。」



メディ「みずが今やろうとしている仕事はどんなこと?」



「二つあって、一つは人材育成事業のためにロンボクの高専を巡回すること。二つ目は、ロンボクの観光ビデオを作成することを予定しているよ。」



メディ「観光局に対して、何を求めているの?」


「学校巡回は、許可レターを待っているけどまだ承認してもらえてない。観光ビデオは、アコモデーションと移動手段を配属先から用意したいの。この二つは、もうボスとは話をつけてある」





メディ「分かった。僕も協力するから。学校に行くときは僕が案内するし、巡回する前に一度調査をしに行こう。二つめは僕からボスと局長に確認する。一緒にやろう。」







小さな部屋で、二人きりで真面目な話しをしていると。
他の同僚たちが気になって、どんどん集まってくる。
私が落ち込んでるのを励まそうって、「みずがここに住めるように、早くロンボク人の彼氏を見つけてよ!」って、いつもの冗談を飛ばす。




そんで最後はこうなる。






嬉しかった。
向き合おうとしてくれた事が、本当に嬉しかった。

インドネシアに肩をおとして、しんどい想いをして。
結局私は、インドネシアに救われる。




あと半年も。きっとこの繰り返し。
そのたびに私はたぶんここに書く。
それでいいと思う。
その繰り返しが、ここで一生懸命やったんだ!と
将来の自分の自信になるって。思うコトにする。


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