【大きい仕事が一個終わった】
JICA関係者と、日本の企業から10名程、計13名の視察団がロンボクにいらっしゃった。貴重な1日半の滞在のうち、丸1日の持ち時間をいただくことになり。準備と、JICA本部とのすり合わせに追われた。
当日出迎えるために、朝一でタクシーで空港へ向かう。
空港の様子がいつもと違う。ミリタリーとポリスの監視がすごい。理由を聞くと、なんと本日インドネシアの大統領がこの島に来るとのこと。
なんてタイミング。
13人の視察団を迎え、大型バスでロンボクの観光地をめぐる。今回のテーマは「ただの観光地紹介」ではなく、「地域開発を目指した観光発展」について。
私がここで仕事をしている中で、一番大切にしていることだ。
午前中、観光情報センター視察→ササックビレッジ視察→お昼→配属先でのプレゼン→博物館→ナルマダ公園(水の宮殿)→リンサル宮殿
インドネシアで唯一、ヒンドゥー教・イスラム教・仏教などが一度にお祈りができる場所「リンサル宮殿」
日本からわざわざ、ロンボクという名も知られていない島に視察に来ていただき、その大半の時間を任せてもらえて。
自分にはできる、という気持ちもあったけど、実際は不安だった。
不安を煽ったのは、私の配属先の態度。
JICAが配属先に対し、訪問に関するレターを書いてくれ、さらにはCPに直接電話でアポを調整したというのに。
いざ私の配属先へ行くと、100名いるはずの職場に見えるのは、数えて5人ほど。
CPに電話をいれると「忘れていたよ。今は無理だ。大統領が来ているんだから」と言って電話を切られた。
使う予定だった会議室の鍵も閉まっているし。さすがに大統領にはかなわないかー。
職場にいる5人に、なんとか協力をしてもらい、プレゼンも無事完了。
視察が終わった後、調整員さんは
「今日は本当によかった。おもしろかったですよ。資料も分かりやすかったし。ありがとうございました」と。
よかった・・・うまくいったんだ。。
今回気づいたけれど、私はここにいた470日の間でロンボクについて語れるようになっていた。
歴史的背景も、民族も宗教についても。伝統や産業、政治経済についても。そしてロンボクの観光についても。
それに気づけただけ、大きな一歩を踏み出せた、気がしている。
ずっと嫌いだった。任地。
ロンボク空港につくたびに、「あぁ帰ってきてしまったな」と思う。
ただ最近。
どうやら私は、ここが好きらしい。
車の移動中に窓から見えた、歯医者の知り合いが、仲間と楽しそうに歓談していた姿。
その後、いつも職場の前にいるおじちゃんが、バイクで私が乗っている車を横切っていく。
二人とも私に気づいていないけど、私は車の中で笑う。
この場所に、知り合いが増えていく。それが、どうしようもなく愛おしい。
今日はこれから環境局へ訪問し、学校巡回についてのパーミッションを得るため顔を売りに。
来週はいよいよ調整員さんが配属先へ来て、初めてCPと活動方針について話し合う予定。
動けよ~。私の活動~~~。
今回の調査団の方たちが持ってきてくれた日本土産。食べないで、しばらく並べておこう。梅と抹茶と、ゴンジリ(知ってる人いるの?)が大好きなことを知っていたんだろうか・・・
↓自己紹介、島概要、今までの活動報告などは一部省略していますが、今回のプレゼン資料です↓
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