青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【一歩前進】自分がやらなかっただけ。

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今日ロンボクはとっても快晴でした。事務所の中庭で撮った写真



この花を必死に撮っていたら、バパッ(おじさん)がこっちの花もキレイだぞ、とのことでもう一枚。



直射日光ジリジリ。

事務所は4月11日に終わったイベント以降、腑抜けの状態。まるで夏に残った蝉の抜け殻。

誰も彼もやる気をなくし、またいつものリラックスムード再来です。




昨日そんな状態を見たので、今日はあることに向き合おうと朝から緊張気味で出勤。





実は、本来活動について一番の相談役である上司(CP)と、かなりの距離を感じていた。



上司自体はめちゃくちゃ優しい。以前倒れ病院に運ばれた時も、診断中に食料を買ってくれたり。

二回目に運ばれた時も、休日だったにも関わらず車を飛ばし、日本語が少し話せる奥さんを連れて病院に連れていってくれた。(→新年とワタシ




私は彼に、勝手に恐怖心を持ってしまっている。





一つに、ロンボク独特の話し方。




ロンボク人は、当たりがキツイ。話してる内容は世間話でも、傍から見れば怒ってる。電話で聞き取れないとどうするか。







「あ"ぁ"ぁ?!?!」ていう。




しかも結構な大声。悪気はない。話がヒートアップすると、誰も自分の話を止めずに言いたいこと言い合うので、ケンカしてるみたいになる。

好きなことを好きなだけ話し、声がでかく、高圧的。私みたいな外国人は、そうなると全く会話に入れない。




それが怖いのだ。




上司が怖い二つ目の理由


昔の記憶、トラウマ。



赴任して一週間目に、活動についてつたないインドネシア語で相談したことがあった。



言えた!伝わった!そんな満足感があったものの、早口なインドネシア語で返される。ようやく聞き取れた言葉が





Tidak usah    必要ない=その活動はする必要がない。なんでそういう言葉だけは耳に入ってくるんだろ



赴任当時の夢も希望にも満ち溢れていた私にとって、その言葉を理解することに必死だった。



えっ? 必要ないって今言った?なんで?どうしたら必要になるの?何が問題だったの?


頭では色々出て来るのに、言葉が出てこない。

結局私は消化不良のまま、納得せざるを得なかった。




そんなことで、上司と話すのはかなり勇気がいる。

朝からそんな不安でいっぱいで、何度も私の机の前を通る上司の様子を伺う。

うん、今日は暇そうだ。行くなら今日しかない。ただ、自分のデスクから上司の部屋に行く足が出ない。





考えすぎもよくないもんだ、と一回トイレに席を立ち、トイレから帰ってきた足で、何も考えない状態で上司を尋ねることにした。




 「パッ スダン シブック カ?」 今お忙しいですか?


 「ボレー」 大丈夫だよ


 「スダン サヤ ラギ・・・」 今私はやる、〜




あぁ、申請するっていう単語なんだっけ!! 見切り発車した私の頭は完全フリーズ。言葉が詰まる私の姿をみてCPは笑っている。


「セベンタール!」ちょっと待ってて!



と言い、用意していた企画書を持ってくる。


「サヤ マウ ムンガジュカン ダナ パダ ジャイカ スパヤ スルフェイ オビェッ ウィサタ ウントゥッ メマンギル メディア ダリ ジュパン」

日本からメディアを呼ぶための観光地調査費を、JICAに申請しようと思っています。

「カラウイトゥ ペルルー アダ スラットブギニ ダリ ディナス 、バガイカナチャラ ビキン スラットニャ?」

そのためには、観光局からこのような書類が必要なのですが、これを作るにはどうしたらいいですか?



「オーギトゥー サヤ メンブアッカン ヤ トゥングセベンタール」

わかった、私が作りますのでちょっと待っててね。



もう感無量。意志疎通できたことと、ここ半年で語学力が格段に成長したこと。
たったこれだけのことだったが、達成感と募りに募った疲れが押し寄せる。

早速CPの要望を受けた部下が書類を作ってくれる。早い(;_;)感動(;_;)


自分のせい。勝手にイメージだけ先行させて行動にためらいを感じていた自分のせい。


最近読んだ本に、そういえば書いてあった。







「世の中、あなたが思ってるほど怖くないよ。大丈夫
昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉



そうだな、と思う。怖いって思うと頭の中は怖いで埋め尽くされる。そうすると、もう怖い一色。そんなのはもったいないな。







ということで、最近は活動申請書だったり、企画書だったり、プレゼン資料だったり。



とにかくPCと睨めっこする時間が多かった。



絵コンテを書いてから資料作るのは前職からの癖


高校訪問の企画書(日本語とネシア語) 途中



スコールにやられた高校生向けアンケートのサンプル(ネシア語)


ホテル組織に向けたセミナー資料
もうちょっと体系化してマーケティングを考えましょうね。ていう内容予定。
今は日本語、そのうち訳してネシア語で作る




赴任したての頃に作った、【ロンボクでやりたい9のコト。】と違うのは、同僚が私のことを気にしてくれるようになった点。


「みず、なにやってるのー?資料できたら見せてね。」




今は種まきだ!!活動スケジュール良好。地固めの時期、しっかり固めておいて、後で楽をしようじゃないの。

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