青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【若干右斜め前。】

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ガッツーん!!!!!








いっっっったあああああああ!!!





ロンボクに来てからというもの、お行儀良く座るコトが苦痛となってしまい、家の椅子に座る時は片足立ちがスタンダードになってしまった。
(職場ではさすがにしない)




それが災いとなり、先日事故で思いっきり打撲した膝を、畳み掛けるようにして机にぶつけた。



痛い。



めちゃくちゃ痛い。一人で悶える




打った所を見ると、新たな青タンができた。


ただ久しぶりにまじまじと見た膝には、もうすっかりあの痛々しい青や紫の色味が消えていることに気づいた。
(痛みはまだ残っているが)







3週間経ったのか。




にわかにアザになった新傷を眺めながら、人間って大したもんだなあと感心する。







当たり前だけど、傷は治る。








そう思っている所で目に入ったのは、先日とあるアーティストさんからいただいた、ニワトリの起き上がり小法師。


そっと置かれているが、確かな存在感である。




起き上がり小法師というのは、小さい子どもたちからも親しまれているが、実は緻密な計算があってこそ起き上がってくる。それが一寸でも狂ってしまうと起き上がらない。らしい。

アップ。



こんな可愛らしい顔で、

「私はニワトリです」



とでもいいたげな裏側には、そんな美徳が隠されているなんて。なんて神秘的なんだ起き上がり小法師。






ただ、この子を見ると起き上がった姿勢が若干右斜め前。


もう一度倒してみるが、どうしても若干右斜め前。









お・・起き上がりきれていないじゃないの!!!




これもこれで、なんだか自分みたいだなあと思う。







起き上がれる所できちんと元に戻れればいいが、協力隊としてここにいる私は、もがいて、転んで、ようやく立ち上がれても、やっぱり若干右斜め前。


そしてまた転び、きちんとした姿勢に起き上がれるのはきっとまだまだ先だ。




最近は自分の感情のコントロールにうまくついていけない。


嬉しい!頑張れる!
そう思った矢先にはイライラしたりする。




たまたまおしゃべりがてら立ち寄ったNGO。アポなしだ。私の顔見るなり早々、「明日の朝、ホテル組織の会合があるからみずがやりたいことやっていいよ!」




え?明日?



私あなたから、日程の連絡を一ヶ月近く返答待ってたんですけど。




あなたSMS送るって言ってたじゃない



もし今日私がここに来てなかったら、どうしてたんだろ。


既に時間は18時をすぎているし、初めての取り組みだったのでないがしろにはしたくない。

インドネシアであれば、「なんとかなる」のだが、これだけは「なんとかなる」で済ませたくなかった。




私は、「明日はさすがに難しいよ。ちゃんと準備したい」と言うと



イ「今度の会合でみずがやるって言ったんじゃない。私はあなたのために調整したのよ。今回は分かったけど、次は頼むよ。(私のメンツも考えてくれ)」





え、ええぇぇ〜




そりゃ任せっきりにしてた自分にも非がある。それに、折角のチャンスを自分が無駄にしてしまう不甲斐なさも重々承知だ。




いや、でもさ?

いやいや、やっぱりさ?






言いたいことは山のようにあったが、ここは堪えるのが得策。今自分の意見を伝えるには、まだ関係が築けていない。



事務所に戻ると、先週から既に3回目の

「ミンタフォトコピー ヤン クマリン」 この前のイベントの写真をプリントして





でた。
じ依頼が週3回。


一回目に依頼された時に、既にデータは渡した。


二回目も同じ依頼。
今度は、私がいない時にでも引き出せるよう、共有ファイルに保存した。


三回目。データを探すよりも、直接言った方が早いと思っているのか同んなじ依頼をまたする。



毎回同じ。これは本当に小さいことの例だけど。
問題になるところは毎回同じだ。



些細なことだ。コピーくらいいくらでもする。むしろ、そこに私のいる意味を見出してくれるなら、はい、喜んで。






ただ、公務員なのだから尚更、【自分たちで考える】ということをしてほしい。

ロンボクの未来を作るのは、あなたたちなのよ。






あぁ、この際だから七転び説をもう一個。


私の活動ががなかなか進まないのに、インドネシアの「スラット(手紙)」文化は欠かせない。
(間違っても決して他人のせいにしたいわけじゃない)




企業で言う、稟議書といったところだろうか。


学校訪問しかり、日本からメディアきますよ、というアナウンスであったり、申請したいです、だったり。


え、そこでそれ必要?って所でも
活動全てに配属先からの許可書がいる。



面倒なのが、あまり面識のないTOPのサインがいること。




私の配属先は、90人強。書類文化のこの事務所で、すぐにサインをしてもらえるわけもなく。ただ待つ。急かしたいけど、いない。ああ、フォザルさん今ジャカルタですか、そうですか





自分以外の範疇でできないことはイライラしても仕方ない。
考えるのはよそう。



今度からはそれを見越して早めに出せばいいだけ。




仕事一つとっても全てが日本とは違う。

違いすぎる。



そんなことでして、最近は考えごとしすぎて夜ねれず寝坊が増えました。(事務所には間に合ってます)



あれだ。それ疲れてるんじゃなくて、私がインドネシア人になりつつあるんだ。うん、そうに違いない。






七転び八起き、今日は転びっぱなしの一日。

明日は右斜め前でもいいから起き上がりたいものだ





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