【ロンボクのおかし】自転車で来るうりこさんたち
昨日の夕方家についた時、見慣れない売り子さんがいたのに気付いた。私は家の門をちょっと開いて、頭だけを道路に出して、遠くから何を売っているんだろうと様子を伺う。木をコンコンとたたくと、ミーアヤムの合図で
お昼頃にお皿をスプーンでならす、チンチンという音はルジャックが来た合図。
それが夕方になると、バクソがやってきたという合図になる。
昨日は、赴任して初めて聞いたヤカンが沸騰する「ヒューっ!」っていう音だった。
遠くから覗き込んでいると、地元の子どもたちがたくさん集まってくる。そうなると、私も気になって、何か分からないけど買ってみることにした。
自転車の後ろに、作業台と緑色と茶色の粉。
子供たちがお皿を持って順番を待っていたので、私もおとなしく順番を待つ。
30円分だけ買った。
おじさんは目にもとまらぬ速さで、木でできた筒状の容器にその粉を順番に入れていく。それを、アルミ缶からわずかに空いた穴の上に置き、蒸気で1分ほど温める。
そうすると、中からグラメラ(砂糖)がどろけて、まるでチョコレートフォンデュのようなキラキラした何かが出来上がった。
キラキラ。つやつや。
名前聞くの忘れちゃった。
待っている間、地元の人達と世間話をして、近くで早速食べている子どもたちの写真をとってた。
おいしいね。うれしいよね
売り子さんのおじさんは、とても華奢な身体だったけど、笑顔がすてきで、気さくで、優しさあふれるおじさんだった。ジャワ州からきたんだって。
いつも思うけど、こういうのいいなって思う。
昔私がまだ3歳の時とかに、両親が残してくれていた成長記録のビデオテープにも、家の目の前の道に焼き芋売りのおじさんが来て、お芋をすべてお姉ちゃんに取られちゃったもんだから、私はギャン泣きしていたのが残ってた。
そのおじさんも優しくて、私にも小さい焼き芋をくれた。
今でも焼き芋やさんってあるのかな。
なくならないでほしいな。こういう光景。
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