とある女子のロンボク730日滞在記✴︎

青年海外協力隊 26年2次隊 観光職 インドネシアのロンボク島へ。派遣前から、続けば帰国後までマイペースに更新してきます。

【730日の、その先へ。】

帰国して10日が経つ。 毎日ばたばたしている中で、ふと思い出すロンボクの情景。 10日前にはインドネシアにいたんだな、と逆にびっくりしたりしている。 ちょっとさみしいけれどそれくらい、今では遠い昔の事のよう。 日本に帰ってきた。 不思議な気分。 まずやったこと。 2年間放置していた髪の毛をばっさり。 紫外線で傷んだ髪の毛は、2年間頑張った勲章。でも今私がいるのは日本なんだって自分に言い聞かせる。   帰ってからずっと日本は寒くて。 どの写真にうつる景色も雲が覆っていて寒々しい。 そんなときにはロンボクのカラッと晴れた青空を思い出して、すがりつきたい気分になる。 この10日間。 布団でぐっすり眠れることに驚いている。23時に寝れば、朝の7時まで一回も目を覚ますことがない。 早朝のアザーンや、ネズミに怯えることもなければ、雨漏れを心配する必要もない。 そして心のどこかにしこりが残っていたテロの恐怖からの緊張がストンとなくなった。 それでも夜出歩くのはやっぱり怖いし。 お財布丸出しでまだコンビニにも行けない。 昼の平和な住宅街を、後ろからつけられていないかと何度も振り返ってしまう。 耳にタコができるほど、口酸っぱく安全対策について訓練を受けた。 2年間の癖は日本人であってもすぐには抜けないかと思う。 いやいや、日本に帰ってきた。 任期中にあれだけ夢見た帰国。 あの時何度も想いを馳せた日本に、帰ってきた。     このブログを終わらせなくちゃいけないと思いつつ、手が出せないでいた。どうしても億劫で。本当に隊員としての最後の場所だから。 これを最後の記事にしよう。と、思うております。   青年海外協力隊に受かってから、インドネシア...

【帰国】ただいま、日本。

日本に帰国しました。 32度のジャカルタを出発し、日本についたら16度。 飛行機を出た時の、あのスンっ!とした冷たい空気に、テンションがあがった。 日本への帰国は思ったより疲労困憊。朝7時に成田空港について、友達に再会して、夕方実家に帰り。19時から翌日の7時までこんこんと寝ていた。 そしてジャカルタにいる時から体調を壊していて、声が出ない。みぞおちが痛くなるほどに咳が出て。苦しくて寝れない。飲み会や、友達の再会で話したいことが山ほどあるというのに話すということが困難。 どうしたもんかいな。 久しぶりに帰った日本なのに、...

【帰国まで3日】さみしさ。

相変わらずバタバタしてるここ最近。 ジャカルタにあがってきて、帰国オリエンテーションやら、大使館表敬やら、観光省庁訪問やら、JICAでの最終報告会やらやら。 同期に再会して、しみじみ・・・というほど皆な実感がなく 「あー、今週日本に帰るんだよね」 「うん、たぶん」 「不思議ー。全然実感わかないやー」 そんなカンジ。 ジャカルタでおいしい料理を食べて、2年間お疲れさま!乾杯!とかするけれど、まだまだ感情がついてこないのが正直なトコロです。 同期と、日本に帰る時の服装について話した。 長袖?ジャケット着て帰る?セーター? あれ...

【帰国まで7日】空港へ向かう道

任地を引き上げ、無事にジャカルタへ上京。 本日は移動日だったので、同期と再会してやいのやいの、2年間の活動を乾杯した。 ロンボクでは最後までインドネシアらしさを感じられるお別れで。 約束の時間通りに同僚が家まで迎えに来てくれ、さあ出発!1時間半前に空港につく予定だし、ちょっとお土産でも見ていく?なんて言っていた矢先、 他の同僚からSMS。 イ「今どこにいる?今から家に行っていい?」 えー!もう出発しちゃったよ!なんて思ったけど、どうしても挨拶しておきたかったので、道中で合流するため20分くらい待つことに。 ...

【離任】さようなら、また会う日まで。

数時間後にこの部屋を引き払って、2年分の荷物をもって空港へ。もう少ししたら同僚が車で迎えにきてくれる。 昨日、職場の最終日を迎えた。 すべてが終わったはずなのに、 安堵なのか 疲労なのか 達成感なのか。 何かわからない感情がすべてごっちゃになって、昨日はずっと無だった。 そして夜は何かに緊張して、4時間寝たら目が覚めた。 部屋を掃除して、最後の荷物確認をして、現在朝6時。 意外に淡々としている。 すべての事がらに感情スイッチが入るわけでもなく、これからふつうに職場に出勤しそうだし、カラになった部屋を眺めても、「帰るんだ」...

【離任2日前にして。】

お昼に調整員さんと合流し、ロンボクでJICAを受け入れている政府組織への最終報告が無事に終わった。 これですべて終わり。 ロンボクでの活動は、すべて終わった。 終わった今は、ひたすら頭が痛い。夜ごはんに行くまでベッドに横になっている 最終報告をする前に、調整員の通訳で来ていたインドネシア人のナショナルスタッフに 「みずさん、あなたが体感した2年間を今日すべて伝えてね。あなたが配属先で、十分なサポートを受けれなかったことも、孤独を感じていたことも。お膳だてしなくていいから。」 と言われた。 2年間の活動の成果を職場...

【帰国まで11日】送別会とやり残したこと。

あと3日。あと3日したらロンボク空港。うーん。帰るんだなあー・・・ この土日、2年間本当にお世話になった日本人会の方たちが送別をしてくれた。 ホテルを持っている方が多く、友達が来るときによくしてくださったり。 活動でしんどい時に、ふら~っと家にお邪魔して話を聞いてくれたり。 おいしいごはんに連れて行ってくださったり。 常日頃から、協力隊を温かく受け入れてくれ、理解をしてくださる方たち。 ロンボク内で、唯一日本語が話せる環境だった。 それがどんなに心の支えだったか。 お世話になったのはこちらなのに、名前入りのブックマークや、サロ...