2016年10月20日

【離任】さようなら、また会う日まで。

数時間後にこの部屋を引き払って、2年分の荷物をもって空港へ。もう少ししたら同僚が車で迎えにきてくれる。





昨日、職場の最終日を迎えた。


すべてが終わったはずなのに、



安堵なのか
疲労なのか
達成感なのか。


何かわからない感情がすべてごっちゃになって、昨日はずっと無だった。
そして夜は何かに緊張して、4時間寝たら目が覚めた。
部屋を掃除して、最後の荷物確認をして、現在朝6時。




意外に淡々としている。


すべての事がらに感情スイッチが入るわけでもなく、これからふつうに職場に出勤しそうだし、カラになった部屋を眺めても、「帰るんだ」という実感がない。



たぶん日本についてから、初めてはっとするんだろうな。




昨日はいつも通りに職場に入り、お世話になった同僚一人ひとりに琥珀糖を渡し、挨拶をした。

最後までハッピーな彼らとの別れは、「寂しさ」もありつつ壮大な悲しさにつつまれるわけでもなかった。



その中でも仲のよかったバパが握手をした手をなかなか放してくれず、

「みずの家族がいつも元気でありますように。
いつでもみずにとって、すべてがうまくいきますように。
気をつけて日本に帰るんだよ」そういわれた時に、笑顔をたもつのに必死だった。





いつも朝ごはんを食べていた場所も


ストラグルな生活をさせてもらった元部署も


今ではネガティブな感情は一つもなく、晴れ晴れとした気持ちで離任できそうです。


職場から、盾とコーヒー、Tシャツ、↓のソンケットと言われる織物をいただいた。

お昼からはシャトルバスで移動し、最後のロンボク料理でお別れ会を開いてくれた同僚たち。



最後3か月。
ちゃんとゆっくり振り返る暇もなく、今日を迎えてしまった。



少しずつ、周りの環境から帰ることを意識し始めて
ついにこの日を迎えたというのに。
700日ほど任地で悩んで、もがいて、苦しんだ日々は今では何もなかったかのように頭の中から消え去った。



この場所に思い残すことは何もないです。
素敵な経験をさせてくれたロンボク島。
なんでもない、そこらへんのとある女子が過ごした、たったそれだけの事。
それでも自分の2年間は、青年海外協力隊を選んだ自分の730日間は。
日本から遠い、南の島にもおんなじ人が生きていることを教えてくれた、かけがえのない財産です。


さようなら、また会う日まで。
いつかきっと、またこの島に遊びに来るよ

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